数年ぶりに会う友達。
気づけば人生の半分以上の付き合い。何度喧嘩をしただろう。
その度にしっかりムカついて、心のシャッターを閉めて、忘れた頃いつの間にかヘラヘラ笑い合う。
30歳を超えてみると、かけがえのない関係だな。
「友達ってさ、どんなに仲良かった人も、大人になってからは全く会いたいと思わない人っているよね。」
「“価値観が合わなくなった”って、会わなかっったらわからないのにね。」
「でも、連絡はしないけど、無言のコミュニケーションを楽しむ友人関係もあるよね。別に用事ないし、連絡はしないけど、なんとなく何年も会わなくても友達な気がするっていうかさ。」
「・・・てかさ、そんなことより早くバナナジュース頼んでよね。頼んでくれるって言ったじゃん(笑)」
店員さんに声をかけるのが苦手なわたしは、昔からの友達になら話を遮って甘えられる。わがままを言える。
久しぶりに友達と何時間も喋った。気づけば夕方。
時間を気にせず、暗くなるまでなにだが出るほど笑うなんて久々。
(まだ帰りたくないな)って思えることが嬉しい。
大人なので「また明日ね!」って挨拶はできなくなった。
「次、○月○日なら空いてるよ〜」なんて消去法で。
そんな彼女のウェディングギフトを考える。
中学生の頃からの約束。
覚えていてくれたこと、本当に頼んでくれたこと、古い喫茶店でケラケラ笑いながら何時間も過ごせる時間が愛おしい。
Live, Love, Laugh, and Be…HAPPY.
Mineko Koyama
コメント