■Concept

現代社会のMONSTERには2通りある。
ひとつは、映画に登場するような姿形のある怪獣。もうひとつは、特定の人や多数の世間に対し勝手に作り上げてしまう、目には見えない狂気。
コロナウィルスによって、後者はより一層わたしたちを脅かす存在になった。

何より、カフェやレストランの壁には「黙食」と書かれた品のないステッカーが侵略し、人と食事をすることが悪いことのように取り沙汰されてしまった。

これまでずっと食の世界に生きてきた者としては、悔しさが込み上げてきた。

そこで、自然な黙食を演出できる食事会を開催しようと考えた。
Mineko Koyamaの頭の中で作り出してしまうMONSTER(目には見えない狂気)をコース料理で表現し、ゲストには食べる行為により、“9つの問いの答えを考えてもらう。

作品を鑑賞することを極める、【対話型鑑賞】にも似た体験だ。メニューブックに沿って内省をすることで、これまで逃げていたMONSTERとしっかり向き合うことができる。

デザートを食べ終わる頃には、なぜだか活力と自信が湧いてくるはずだ。そしていつの間にかMONSTERは消え、センス・オフ・ワンダーに心を躍らせているに違いない。

食べるという本能的作業は、ストーリーを重ねることで、生き方そのものにも栄養が行き渡るからだ。

次はあなたの番。あなたなら、一体どんなMONSTERを喰らおうかと、想像を膨らませてみてほしい。心に傷を負うのはやめて、ぜひ一緒に、戦いの跡を彩ろう。

 


 

『MONSTERを喰らう』は、前菜~デザートのフルコース+ドリンクの構成です。

下記のような流れで食事をご提供します。



 

ゲストには、おひとりに一冊ずつメニューブックをお渡しします。

エッセイ形式で書かれた一冊のメニューブックをご用意します。
食事中は、本を読みながら自分との静かな対話をお愉しみください。


 

メニューブックには「9つの問い」が書かれています。

この問いに答えながら、食事をすすめていただきます。


 

食事中は、BGMを使用しません。

普段は気づかなかった食材の香り・知らなかった味・自分の体の中から響いてくる食べ音、
食感の新発見をお愉しみください。

 

 


 

その場で食事をする誰もがアーティストに。

ゲストが一緒に食べることで参加するアートとして、食べ跡を写真に収め、新たなアート作品に仕上げます。
食事会が終わった後もアートのある新生活をお愉しみいただくことができます。

 


 

フードアーティストが、あなたのオフィス・レンタル空間・ご自宅にお伺いします。

原則としてキッチンまたは給湯室のある場所のみご提供可能です。

費用について

 

感染症対策について

 cinemanmaは感染防止に配慮しながら〈通常通りのおもてなし〉を行ってまいります。

当日スタッフは、ワクチン接種を推奨しておりますが、自由意志のため、非接種者も携わります。
ワクチン接種済みのスタッフのみでの開催希望になりますと、できることが限られる場合がございます。
今後の状況によりまして、対策等を変更する可能性もございますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

※万一、開催日より二週間以内に、食事会のことが原因による体調への異変があった場合には、必ずご連絡ください。

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